本日は、「イーロン・マスク氏のTwitter買収がどれだけすごいことか」を学びなおし。
買収額は約440億ドル(約5兆6000億円)と言われていますが、それ以上にすごいことがあるんです。
それは、イーロン・マスク氏の出自。
イーロン・マスク氏は、南アフリカ共和国プレトリア出身で、アメリカ・カナダ・南アフリカの多重国籍を持っています。これまでの米国社会の経営者とは毛色が全く違うのです。
これまでの米国IT企業のトップは、中心にユダヤ系アメリカ人、そうじゃなくても白人系ユダヤ人と繋がりの濃い人たちばかりでした。
ネットだけでイーロン・マスク氏のルーツの詳細を探るのは難しいですが、2022年2月の騒動を察するに彼はユダヤ系のルーツではないのでしょう。
そんなマスク氏がテスラを率いて、世界長者番付の保有資産トップにまで上り詰めただけでもすごいことでしたが、さらに今回はTwitterを買収。
これは、「白人系ユダヤ人以外のアメリカ人が米国の言論をコントロールできるようになった」という意味で、大きな革命なのです。
ニュースへのコメントで、マスク氏は「民主主義の基盤は言論の自由で、ツイッターは人類の未来に不可欠な話題を議論する場だ。新しい機能を導入しツイッターをより良く変えていく」と言っています。
これって暗に、「これまでは民主主義なのに、全く言論の自由がなかったでしょ?」と言いたい訳ですよね。
イーロン・マスク氏がTwitterを変えることで、白人系ユダヤ人にとって不利なニュースもどんどん流れるようになるでしょう。
昨今のウクライナ侵略でも、ここからは「打倒ロシア」だけじゃないウクライナ政府やアメリカ政府がこれまでひた隠しにしてきたことが明るみになりそうです。
また、昨年すでにビル・ゲイツ氏のスキャンダルが報道されましたが、これまでアメリカ経済をけん引してきた重鎮たちのスキャンダルがもっと増えてくることも想定できます。
つまり、マスク氏のTwitter買収をきっかけに、アメリカ政財界のリーダーが軒並み世代交代をする流れなのです。
アメリカは今、社会経済システム変更の真っただ中にあります。
それに対して、日本の岸田総理は国内政治に無頓着なイメージもありますが、まさにこのアメリカのチェンジの流れを察して、脱アメリカ依存を進めている最中なんですけれど……それが評価されるのはもっと先になるでしょうね。
それにしても、今年のアメリカの動きはとても目まぐるしく、昨年予想していたよりはるかに速いスピード感です。
この調子なら、FRBによる利上げもここから5~7月にかけて0.75%幅まで一気に上がってしまうかもしれません。
……備えましょう。
では、また次回!