便利な未来と副作用

Abstract art canvas

本日は、「これから便利になることと、その副作用」について学びなおし。

できるだけ、不安を煽る記事にならないよう心がけていきたいと思います。

「ドラえもん」のような未来が始まろうとしている!

まず、昨今は戦争報道や岸田内閣に関する報道が多くなっており、それ以外の話題が埋もれがちになっています。しかし、明るい未来・便利な社会を予感させるニュースがたくさん出ているんですよ。

例えば、海外では、デジタルユーロが今年11月から「準備期間」へ入ることが発表されました。新興国から先進国へ、デジタル通貨の流れは順調のようです。

また国内では、自動車メーカー・ホンダが日本初の無人タクシーサービスを発表したり(ドラえもんっぽい!)、ネット銀行が来年7月にもデジタル資産の発行を目指していたり、文科省はついに旧統一教会の解散命令を請求しました。

特にAI技術の進展は目覚ましく、私自身もライターの仕事で活用していますが、文字起こしが簡略化されたり、構成を代わりにやってもらったりと大変重宝しています。

未来は確実に、新しくより便利で快適な方向へ向かっているはずなのです!

「時代に追いつけない人」の肩身が狭いかも?

一方で、少し心配なのは、先進技術や新しいシステムに抵抗感が強い人、またはその波に乗りたくても乗れない場合です。

AIをいち早く取り入れれば生活が楽になりますし、政府としては新システムに移行してもらおうと制度的に追い打ちをかけていきますから、その波に乗れない人はまるで国に弾かれた気分になってしまいがちです。

その代表がマイナンバーですが、最近のインボイス制度が強行されたのも、紙ベース会計で少額売上にとどまる自営業者や中小企業を減らしたいからです。大きく稼いで、オンラインで申告を行い、高コスパで経済を回してほしいから。それ以外の人は大手の会社に所属してもらったほうが……というのが政府の本音でしょう。

「個人vs政府」から「富める個人vs持たざる個人」へ

最近まで国内では政府に不満を持つ動きが目立っていました。旧統一教会の問題だったり、インボイス制度の反対運動だったりがそれを象徴するニュースです。

もちろん今でもその動きはあるのですが、海外の戦争を知って「日本はまだ平和だな~」と感じたり、岸田政権に対して「暖簾に腕押し」感を覚えて、日本全体が政府を敵視することに飽きているというか、次のフェーズに入ってきているのではないかと私は考えています。

それは、国内の中で「富める個人vs持たざる個人」という対立構図です。

政府にぶつけてもどうにもならない不満や疎外感を、自分よりも幸せそうな人・思想の違う人にぶつけてしまうという現象がニュースでも目立ってくると思います。こちらも以前から起こっていたことではありますが、この先5~10年くらいは特に増えてくるでしょう。

戦後5~10年くらい経った頃、朝鮮特需などによって経済は急速に復旧しましたが、同時にインフレが起こって日用品の値上げが相次ぎました。(今と似ていますよね)

その後、1960年頃には高度経済成長が本格化する一方で、過激な学生運動などが起こり一般人を巻き込む深刻なテロも発生しています。ちなみに、つい先週、当時大きなテロ事件を起こした犯人の娘・重信メイ氏がTBSの番組に出演して大きな物議を醸しました。

なんだか、あの時代の流れを今から再び辿っていくのではないかと思えてきます。

AI・デジタル化、多様性などなど、これからいろんな社会の常識が変わっていきます。物質的な豊かさを手に入れるためには、その流れに乗らなければいけません。

一方で、その流れを受け入れられない人や上手く乗れなかった人は、身近でどんどん裕福になっていく人を目の当たりにすることになります。そこに、貧しさや認知の歪みが掛け算されてしまったら……。

さいごに

個人的な方針としては、これまで「防災」は十分準備してきたので、ここからは子どもや自分たちの身を守るための「防犯」に力を入れたいと思っています。

みなさんもぜひ、今より少し「身の安全を守る」ことを意識してみてくださいね。

では、また次回!

参考リンク

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