本日は、「日本資産の行方」について学びなおし。
今回は改めて、私の最新の相場観をまとめてここに残しておこうと思います。
ただし、投資の最終判断は、ご自身でお願いいたします。
【持論】日本資産は世界的にまだマシ。細く持ち続ける予定
昨今のニュースを見てドキドキしている方が多いと思うので、まずは結論から先に言ってしまいますね。
私は少なくとも今年中は、日本資産(株式・インデックスファンド・不動産)に投資を続ける予定です。また、来年以降も投資予定ではありますが、局面が変わればすべて売る可能性も考えています。
まず、欧米の株式は、現在の金利上昇に伴い本格的な終焉へ向かっています。
過去の恐慌やリーマンショックを例に「しばらくすればV字回復する」という論調もありますが、私はそうは思いません。(その理由は、「資本主義から抜けなければ未来は図れない」等の過去記事をご覧ください)
2024年以降、デジタル通貨やベーシックインカムが普及することが予定されている以上、これまでの金融市場は不要であり、一旦すべてをリセットする必要があるからです。
今は、そのための破壊が世界的に行われているタイミングとなります。
そして、その金融リセットの波は、当然ながら日本にもやってきます。
どこかのタイミングで、円やこれまでの金融システムが終焉となり、新しい経済政策となっていくはず。
しかしながら、世界に比べて日本の金融破壊レベルは相対的にマシである可能性が非常に高いのです。
この理由も、歴史や政治をもっと事細かく説明しないといけないので今回は割愛しますが、イメージは新型コロナの影響とほぼ同じと考えてください。日本はどんな危機に直面しようとも、「世界の金融元締め」的な役割を担っているので、再起不能なほどのダメージを受けません。
日本でもここから金融リセットの動きが本格化
世界と一緒に、日本でも2024年までに新しい金融システムを開始する準備が進められています。
今で言うと、急激な円安がその“準備”にあたる……というか準備の結果、諸外国の金利が上昇して日本円が相対的に価値を下げてしまっている状態ということですよね。
これは、海外投資家から見れば「日本円がお得になっている」という意味でもあります。
私は、欧米株から避難してきた投資マネーが日本に流れてくることを期待して、まだもう少し日本資産への投資を続けようと考えているのです。
(さらに言えば、こういう相場下では、いつ急激な円高に転じてもおかしくないんですよ!)
今、もっとも私が注目していること
私が今注目しているのは、岸田総理による「資産所得倍増プラン」の実現性と、NISAやiDeCo等の行く末です。
おそらく岸田総理も、この記事の考えと同じことを想定して「いずれ日本に欧米マネーが流れて来る」と考えているのではないでしょうか?(※あくまで私の妄想です)
また、2024年には新NISAが予定されていますが、同じタイミングで金融システムが刷新される以上、どうなりますか……。
すべてを見越して「やる」つもりなのか、それとも「やっぱり別のシステムに替えまーす!」とアナウンスされるのか、まだ全くわからないので気になりますね。
メディアの論調は激しい方向へ
「欧米の金利上昇」と「日本の円安」に直面し、近頃おどろおどろしいコピーがニュースに踊るようになってきました。
例えば、「日本株は売り切られた」とか、これまで強気だった日銀・黒田総裁が「急速な円安進行、好ましくない」と急にネガティブ発言をし出したり、一方で、先ほどのように「米国株は底値で今こそ買い!」なんて煽る人も……。
何を信じていればいいのか、わからなくなります。
そんな”おどろおどろしい情報”の1つとして、当ブログも含まれるんですよね、きっと……。
私の相場観は、冒頭で述べた通りです。決して国内経済を楽観視していませんが、「今、日本資産以外、投資する先はないのではないか?」というのが消去法で考えた結論なのです。他にあるとすれば、本当に自己投資くらいですよ。
間違っても「日本株が上がるからどんどん買いましょう!」と言っているのではありません。「とりあえず日本資産を保有しリスクを最小限にしておいて、きたる金融リセットに備えましょう」と言いたいのです。
大きな局面を迎えた際には、逐一このブログでお伝えしてきます。
では、また次回!