本日は、「日経平均上昇の流れ」について学びなおし。
まだ市場が終わっていませんが、現在(2023年5月16日11時台)の日経平均株価が29,843.76円。3万円に触れようとしています。
とは言え、約1年半前にも3万円弱にはなりましたから、この相場はそれほど大げさに喜ぶほどの現象ではありません。
日本しかマネーの行き所がない!
もう既に明らかになっているように、ユーロ圏は強烈なインフレ、ドル圏はデフォルト間近。
投資家は今まさに、「ユーロやドルで持っていた資産をどこへ再投資しようか?(使い道もないし)」と悩んでいるところであり、そのお金が徐々に日本へ流れついているというのが現状です。
もちろん一部では、ロシア・ルーブルを中東系の国が頼っていたり、暗号通貨系は中国の人民元へお金が流れていったりとありますが、西欧諸国のお金は多くが日本円に一旦は置き換わるであろうと予想されているのです。
物価が安く、比較的治安もよく(最近は少し危ない事件も増えましたが)、偏った政治・文化・宗教もない。日本以上にビジネスチャンスのある国はありませんよね!
という訳で、日経平均はまだまだ上がると思います。
とはいえ、良きところで売却を考えている人は、そろそろ行動に移してもいいかもしれません……。
日本のバブルが崩壊したら、金融リセット
先ほど解説した世界の流れを見てもわかる通り、日本は西欧諸国マネーの最終漂流地です。
しかし、そのお金をベースにした株価などはいつまでも上がり続けるものではありません。
西欧諸国の金融崩壊が本格化したら、彼らも当然、次の金融システムを構築してきます。
その金融システムとは、具体的に「世界共通のデジタル通貨」と言われていますね。
そして、新しい金融システムがある程度整ったら……これまで既存の通貨価値を下支えしてきた日本円も不要になる訳ですから、そこも頃合いを見計らってリセットされていくでしょう。
日本円が急に無価値になるとまでは思えませんが、株高・資産高の流れは一旦ストップあるいは大幅下落といったことが起こりそうです。
その時期は、はっきりと予想することができません。
参考となりそうなのは、2024年の新紙幣発行のタイミング。その前後に何かしら世界的なアナウンス、もしくは日本円の今後の方向性を指し示すアナウンスが発せられるかもしれませんので、注目です!
そんな訳で、タイムリーに売買することが難しいなら、そろそろ資産の売却も視野に市場の様子をみていく必要があると思います。
私はひとまずギリギリまで投資を続けるつもりですが、決して皆さんに併走はおすすめできません。
ただ、少額な資産で行う「つみたてNISA」などは、①下がっても限度が知れている、②政府が推奨する制度なので何かしら救済措置がありそう、③非課税のメリットがある、という3つのポイントによって引き続き運用・保有しても悪くないのでは…と思っています。
いずれにせよ、最終判断は各々の責任で行ってください。
では、また次回!