【風の時代】お金から時間へ…アフターコロナは「自分の時間を生きた人」が勝ち

time lapse photography of waterfalls during sunset

今回は、私が考える「風の時代の捉え方」について学びなおし……というか、備忘録として書かせてもらおうと思います。

近年の資本主義・民主主義の変化、そして国内のライフワークバランスの変化、そしてClubhouseに代表される新たなツールの流行などを踏まえて、将来的な予測を立ててみました。

まだ、風の時代(アフターコロナ)は始まったばかり。この先、どうなるかはわかりません。

でもまずは、現段階で感じていることを忘れないうちに記録しておきますね。

大きく3つのポイントにわけて、ご説明します。

資本主義の崩壊と既存ビジネスモデルの変遷を経て、経済資本が「労働力から時間的余裕」へシフト

まずは、コロナが起こって、仕事や社会のシステムを強制的に変えざるを得ない状況になりました。

会社に無理をして通勤しなくても良くなり、在宅で工夫しながら働く時代に。
また、印鑑をはじめとした今では不要なツールの削減、書類のデジタル化、機械化可能な作業の人員削減、無駄な中間作業の削減も進んでいます。
さらには、残業や長時間の会議・飲み会などの儀礼的な行為もどんどん見直されることに。

全体的に、作業を効率化して無駄をカットする方向で進んでいるはずです。これは、経済活動において単純な労働力がどんどん減っていくことを意味しています。

そうなると、必然的に時間が余るんですよね。そして、その時間を有効活用できるかできないかで、今後の発展が占われるのだと思います。個人も企業も、です。

これまでは家庭を蔑ろにしてまで忙しく働いても、その分の見返りがありましたが……ここからはもう無いということ。時間に余裕のない人は、人が離れていくのはもちろん、豊かさからも遠ざかってしまうものと思われます。

民主主義から共産主義のメリットを導入へ。大衆はお金ではなく時間を奪い合い、搾取され、違う形の格差が生まれる

これまではバリバリの資本主義と民主主義のもと、自由に経済活動を行うことができました。

それはそれで、もちろん恩恵は多いのですが、裏を返せば「富める者はますます富み、持たざる者はその歯車となって時間と体力を削りながら働く」というシステムでもありました。そしてついに、コロナをきっかけとして、貧富の格差が大きな社会問題として浮き彫りに。

一方、ここからはベーシックインカムや、暗号通貨の普及など、現在の経済システムそのものを見直しリセットしようとする動きが見られます。まだどれも具体的なことはわからない状態ですが、ニュースを見ると世界は共産主義や社会主義的な流れに近づいているような気も……。

共産主義・社会主義というと不穏なイメージがあるかもしれませんが、そのメリット部分を導入しようという印象が強いですね。(少なくとも、今は)
例えば、シェアオフィス・シェアハウスとか、ベーシックインカムはまさにそれに当たります。

しかし、お金の格差があるていど平らになれば、社会問題がゼロになるのかと言うと……私はならないと思います。

前の項目でも述べた通り、単純労働が減り、お金の心配も減ったら、人の営みはより精神的な豊かさを追求しようという流れになるでしょう

そして、たった今の「Clubhouse」や「オンラインサロン」が流行っているような風潮が加速すれば、人との繋がりやコミュニケーションにより価値が高まります。

すると、これまで資本を蓄えていた成功者は、次にどんなビジネスモデルを考えるでしょう。「儲かる」ことはもはやキャッチコピーになりません。であるとするならば、「私と時間を共有しましょう」ということがそのまま仕事になるような気がします。

それはそれで、人生を豊かにしてくれるものではあると思いますが、度が過ぎると「誰かと繋がっていないと自分に価値が無い」と思い込んでしまったり、「SNSやコミュニケーション界隈に入り浸ることがステータス」という偏った考え方へ陥ってしまう危険性をはらんでいます。

そうしてやはり別な形での貧富の格差が生まれ、時間を有効に使える成功者は人の時間を搾取するようになり、時間の使い方が下手な人は他人に自分の時間を明け渡すようになると思うのです。

ここからますます、人生(時間)を主体的に生きることを忘れてはいけないのだと感じました。

最新SNSでコミュニケーションがさらに手軽になり、結果としてコロナ以前よりも人付き合いが増える。そして、一人の時間が希少化する

今やSNSが過多な状態になっていて、息苦しさを感じている人もいるのではないでしょうか?

アーカイブが残るツールならまだいいのですが、インスタライブやストーリーズ、Clubhouseなどはタイミングよく入室しなければ視聴することができません。ライブ感覚の楽しみはありますが……これもまた時間泥棒になってしまう場合も。

また、コロナによって会えなくなった相手とも、オンライン上で気軽にコミュニケーションを取ることができるようになりました。中には、かつての同級生と10年ぶりに再会するなど、コロナが無かったらあり得なかったご縁も。

そして、チャンス次第では有名人とも話せる世の中になりましたよね。

これは、コロナとネットによって、人と繋がる機会がますます増えたという意味ではないでしょうか。しかし同時に、人間関係の複雑化やひとり時間の減少も懸念されます。

どんなにメリットが多いものでも、使い方を間違えれば自分の大事なものを奪ってしまうかもしれないということを、常に心に留めておいて損はないですよね。

まとめ「私は、自分と家族との時間を優先し、前向きな“浅く広いお付き合い”を楽しみます」

私と仲良くしてくださっている皆さま、薄情な表現になってしまい……すみません。でも、どうか寛容に。決して、関係性を軽んじる意味ではないのです。

ここから先、数年は、社会や経済のシステムが変わり、世界の在り方も変わるのだと思います。その時に、自分と家族以外の何者にも肩入れせず、フラットな精神で俯瞰する生き方がしたいのです。それこそ“風”のように。

そのためには、特定の方と濃厚な関係性になる訳にはいかず、一部の考えに固執してはいられません。

これは以前からの私のモットーでもありますが、とにかく知らないものを見たい・知りたい・この目で確かめたい! その欲求のためならひと時の利害もまあ…それほど重要ではないのです。

冒頭でも述べた通り、まだまだ先行きは不透明ですけれどね。今のところは将来をそんな風に見据えて、活動方針を思案しているところです。

軽やかに新しいことを受け入れて、でも適度に距離を保って。いつだって自分らしく生きていきたいですね。

では、また次回!

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