本日は、「保有しているインデックスファンドのチェックポイント」について、学びなおし。
現在保有しているインデックスファンド、事あるごとに基準価額や個別元本などをチェックしていることと思います。
でも、もう1つプラスして確認してほしいポイントがあるのです。
連動する指数をチェックしていますか?
投資に慣れていらっしゃる方なら当然やっているかもしれませんね。
しかし、投資歴が浅い方や日々の基準価額に一喜一憂してしまいがちな方は、案外「基準価額・個別元本・連動指数」この3セットでチェックする習慣がなかったりします。
そして、3セット合わせてチェックする習慣を身に着けることで、資産に大きな変化が生じても以前よりは慌てずにいられると思うのです。
基準価額とは?
基準価額とは、ファンドの現在の価値のことです。
毎平日の夜に決定します。
個別元本とは?
自分が持っているファンドの価値のことです。
「個別元本<基準価額」となれば、買ったときよりファンドの価値が上がったことを意味します。
逆に、「個別元本>基準価額」となれば、買ったときよりファンドの価値が下がっているという意味です。
連動指数とは?
「日経平均インデックスファンド」なら日経平均株価。
「米国株式(S&P500)」ならS&P500指数。
このように、インデックスファンドは必ず市場のどこかの指数と連動した運用成果を目指しています。
ですから、基準価額と個別元本だけをみてもファンドの”木を見て森を見ず”な状態。
自分の保有しているファンドが市場とどうリンクしているのかを知らなければ、過去から学ぶことも将来の予測をたてることもできないのです。
逆に言えば、連動指数までチェックしていればさらに投資への考えを1歩深めることができます。
例えば……
「基準価額と個別元本だけを見ればプラスだけれど、連想指数は日々下がっているから、今後、一時的に資産価値がマイナスになるかもしれない(その時、買い増ししようかな)」
とか、
「今の資産状況はマイナスだけれど、連動指数は少しずつ上がっているから、損切りするにはまだ時期尚早だ!」
とか、そんな予測を立てながら自分で考えて投資をおこなえるようになるのです。
過去の連動指数もさかのぼれます
ネットでファンドのページを見ると、基準価額と個別元本はすぐに見ることができますが、現在の連動指数または過去の連動指数まではすぐにチェックできないことがあります。
そんな時には、ネットで「日経平均_2021年4月1日」などとダイレクトに打ち込んで検索してみてください。
その日の連動指数の終値がほぼ確実に出てきます。
日経新聞の過去記事などが見つかれば、どんな理由で上がったのか・下がったのかも知ることができますよ!
最初は面倒だけど、年に1回くらいは頑張って!
投資歴の浅い方にとって、数字をいくつも追いかけるのは簡単なことではありません。
でも、こればっかりは慣れですし、見過ごすよりチェックしていたほうが資産形成にとってよいことは明白です。
ですから、決して毎日・毎月ではなくてもいいので、せめて1年に1回くらいはざっと保有ファンドの「基準価額・個別元本・連動指数」3セットの流れをチェックする習慣をつけてみてください。
やるのとやらないのとでは、お金への意識が大きく変わるはずです。
では、また次回!