本日は、「タルムード」を学びなおし。
タルムードには、親が子に伝えたい「お金と上手に付き合うための教え」が詰まっていると思います。
ここでは具体的に、私がどんな教えをどういう風にアレンジして子どもの教育に生かそうと考えているのかをご紹介していきますね!
タルムードとは?
ヘブライ語で教訓,教義の意。前2世紀から5世紀までのユダヤ教ラビたちがおもにモーセの律法を中心に行なった口伝,解説を集成したもので,ユダヤ教においては旧約聖書に続く聖典とされる。 (コトバンク ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「タルムード」の解説より)
タルムードに載っているのはお金の教えだけではありません。
しかし、ユダヤ人といえば「お金持ちが多い民族」であり、その大きな要因はタルムードを子々孫々伝承してきた歴史にあると言われています。
ツェダカ:収入の10%を寄付せよ
タルムードには、ツェダカ(社会還元、社会貢献)という言葉があります。
「収入の10分の1を寄付せよ」という意味だそうです。
ユダヤ教では、死後の世界に持っていけるものは知識と人徳(=見えない資産)のみ。
お金をはじめとする富(=物質的資産)は現世で分配し、必要以上に持たないことが幸福になる道であると説いてます。
私も常々「お金は持ちすぎると不便と不安を招く。ほどほどがよい」と思っているので、ツェダカの教えには共感しているところです。
では、「ツェダカを今から子どもたちに教えるにはどうしようかな?」と考えたのですが……。
まずはシンプルに「街の募金箱に募金する」をやってみようかと思います。
これまでは募金箱を設けている団体が信頼できなかったり、もっと他に直接的な寄付をおこなっていたりという理由で、久しく募金箱へ寄付したことがありませんでした。
でも、それでは「子どもが親の行動を見てまねる」ということができないんですよね。
なので、お金の行先はとりあえず二の次にして、まずは子どもに「寄付すること」そのものを教えるべく、コンビニなどの外出先で募金箱を見つけたら、親子で一緒にお金を入れていきたいと思います!
目には「目」、歯には「歯」
※タルムードではなく、聖書の言葉です。
この言葉のもともとの意味は、「同等の復讐をせよ」ではなく「必要以上の復讐をすべきではない」ということなのだそうです。
やられた分を取り返したら、加害者の罪は消え純白に戻ると、それ以上にとがめるべきではないと言っているのです。
お金だけではありませんが、自分が損をしたら必要以上に取り返そうと欲張るのはなく、自分が人に損害を与えたならその分を償えば十分だと、私も子どもたちに指導するのはいいかもなぁ~と考えています。
「身の丈に合っている生き方をする」という考え方が好きです。
「失われた時間」は金銭では買えない
こちらは常々、私も大事にしている考え方です。
お金も時間も大切ですが、「取り返しがきかない」という観点では時間のほうがより大切。
自分自身が時間の浪費をしないことはもちろん、遅刻魔や時間泥棒的な人とはできる限り離れて人生を分かつ必要があると思います。
子どもたちに対しても、時間の浪費をしないよう幼い頃から促していきたいです。
ただし、大人目線にならずあくまでも子どもに寄り添った時間の使い方で。
具体的には、好奇心や遊び・学びには大いに時間を費やし、嫌なこと・無理に人に合わせるような時間は極力短縮させるといった感じです。
また、タルムードではありませんが、ユダヤ人は堅苦しいことを嫌うという意味で、「どれほど高価な時計でも刻む1時間の長さは同じだし、どれほど偉い人でも1時間は変わらない」という言葉もあります。
時間のもとではみな平等で、投資すべきは時間を刻む時計のほうではなく時間の使い方のほうであるということを、子どもたちに教えていきたいと思います。
【随時更新】引き続き学び、教育のヒントを探します
こちらは更新記事です。
タルムードを学び続ける過程で、お金の英才教育に生かせることを発見すれば、随時こちらに書き加えていきます。
では、また次回!