本日は、「Uber Eatsの普及によって儲かりそうなビジネス」を考えていきたいと思います。
先日、ウーバーイーツの現役配達員さんが書いた実録エッセイを読みました。
クスっと笑えて、ちょっぴり切なくなって、もれなくお腹が空いてくる……とても面白い本でしたよ。
ウーバーイーツ配達員のお仕事は、実際にやってみなければわからない良さや苦労話がたくさんあるのだと学びました。
そして私は、ついいつもの癖で「こんなビジネスがあったら便利じゃないかなぁ~」といくつか考えてしまって……せっかくなので、ここに記していこうと思います。いつか、誰かのお役に立てたらいいなぁ~。
(※すでにあるなら、コメント欄でこっそり教えてください)
Uber Eatsの普及で儲かりそうなビジネス
配達員のためのビジネス
1.配達員向け地図アプリ
自転車・バイク向けに通りやすい道で目的地まで誘導してくれる、ウーバーイーツ配達員専用の地図アプリ。
途中で使えるトイレや休憩所(公園・カフェ・銭湯など)の情報も盛り込まれている。
2.配達員特別価格があるマッサージ店
鍼・あん摩・整体なんでもいいとは思いますが、配達後の疲れを癒すサービス。
もしも、新型コロナの影響で客足が遠のいたお店があるなら「Uber Eats配達員特別価格」などと銘打って、10~20分ふくらはぎや足つぼをゴリゴリやってくれるのはいかがかな、と思います。
3.雨風よけ衣類・防寒対策衣類
今、ワークマンやmont-bell・The North Faceなど、作業用や登山用の服が人気です。
機能性に優れている衣類が、一般人にも求められるようになりました。
ウーバーイーツ配達員の仕事も、まさに一般の人が雨風暑さ寒さに耐えながら行う肉体労働です。
上記の企業にはぜひウーバーイーツ配達員専用に、自転車やバイクの移動中でも脱ぎ着・持ち運びしやすい機能性に優れたレインコートやジャケットの開発をしてほしいなと思います。(もうすでに十分便利な衣類があるのかもしれませんが)
4.軽量な電動自転車用バッテリーか充電スポット
電動自転車を使うウーバーイーツ配達員は、常にバッテリー残量を気にしながら働いているようです。
ですから、スマホのモバイルバッテリーのような軽量バッテリーが自転車にもあればいいな……と願うのはさすがに無理でしょうか?
せめて、電気自動車のように充電スポットが街の至る所にあれば便利だと思います。
充電スポットがあれば、私のような電動自転車ユーザーの親たちも大助かりです。
毎日、前と後ろに10~15㎏の子どもたちを乗せて坂道を登っているのですから、移動時間がウーバーイーツ配達員に及ばずともバッテリー問題は共感するところです。
公園やカフェに充電スポットがあれば、配達員にも親にもきっと重宝されると思います。
5.弁護士
少し前まで、弁護士事務所が消費者金融の多重債務者に「過払い金を取り返しませんか?」と呼びかけるCMが多く流れていました。(今でもかな?)
これと同じように、次はフリーランスとりわけウーバーイーツ配達員のような人たちに「まずは無料相談へ」と斡旋する風潮が高まりそうな気配です。
ウーバーイーツ配達員は、仕事中にトラブルがあった際に自己責任で対処しなければいけません。
大きなトラブルが起こって配達員1人では対応できない状況になったら……間に入って法律の観点から処理してくれる弁護士が必要になる場合もあるでしょう。
現に、弁護士事務所のHPに「Uber Eatsとのトラブル」や「配達先でトラブルに遭ったら?」などというコラムを掲載しているところが探せばたくさん見つかります。
また、多重債務者は明らかに「お金がない人たち」ですが、フリーランスの相談者なら料金がきっちり回収できるので弁護士としても見逃せないはず。
供給過多といわれる弁護士の顧客獲得、次なるターゲットはウーバーイーツ配達員です。
6.愚痴聞き屋
新型コロナや在宅ワークの普及によって「愚痴聞き屋」というサービスが流行っているそうです。
- 人との接触が減り気軽に会話できない
- パートナーや仕事相手とのストレスを発散できる手段がない
そんなニーズに応えて、電話やオンラインでひたすら話を聞いてもらえるのだとか。
試しにスキルマーケット・ココナラで検索してみたところ、1分100円から利用できる「愚痴聞き屋」がたくさんヒットしました。
今や、直に接待を受けられるサービスは自粛、SNSで愚痴を書き込めば炎上してしまう世の中です。
電話で気軽に安く「あんなことがあって腹が立った」「こんなことを言われて悲しかった……」という想いを吐露できるサービスは、これからますます需要が高まると思います。
ウーバーイーツ配達員も注文者から過剰なストレスを与えられることが多いようです。
言うに言われぬ想いを5分でも聞いてもらえて「あなたは悪くない」と肯定してもらえたら……次の仕事を頑張る活力になるのではないでしょうか?
注文者・レストランのためのビジネス
7.プラスチック容器・紙容器
サステナブル(サステナビリティ)が謳われる昨今ですが、UberEatsの拡大やBBQの流行・自宅でケータリングパーティーをする人が増えたことを察するに、国内ではさらに使い捨て容器の需要は高まっていくと思います。
ただし、素材がプラスチックから紙に替わるという変化は起こるかも知れませんね。
8.置き配専用BOX
すでに設置しているお家はありますが、これが郵便ポストのように1家に1つ当たり前に設置される未来はそう遠くない気がします。
となると、今はただ黒い箱という地味なデザイン性のものしかありませんが、家の外観に見合うおしゃれなBOXが現れたりセキュリティが強化されたりと、見た目も機能もどんどん進化していくはずです。
そこに参入するとすれば、アイリスオーヤマやニトリ・郵便受けメーカートップのナスタなどが予想されますね。
郵便も今や、メルマガやSNSに押されて利用される機会が減ってきています。
これからは、おまけ感覚で「手紙・はがき用ポケット付き置き配専用BOX」が家庭の主流になっていくのではないでしょうか?
まとめ「ビジネス書以外からも”チャンスの種”は見つかる」
今回読んだウーバーイーツ配達員さんの著書は、あくまでもエッセイでありビジネス書ではありません。
しかし私の場合、文面をそのまま読むだけでは飽き足らず「これってビジネスにしたら儲かるんじゃないの?」と素人ながらに妄想を膨らませるのが楽しくて仕方がないのです。
言葉を超えて考えながらする読書も面白いですよ。
大きな成功のきっかけは、何気ない小さなチャンスを掴むことにあると思います。
ビジネス書や自己啓発本以外でも、仕事に生かせること・人生に生かせることが生活の中にたくさんあるはずです。
何からも学びを得ていきたいですね。