本日は、大きく2つのお話をします。
1つ目は、「借金最強説」。2つ目は、「水の安全に気をつけて」という話題です。
できるだけ偏らず・無駄な煽りにならないよう書いていきますので、ぜひ最後までお読みください!
借金最強説
8月5日の日経平均大暴落を受けて、一部の投資家が「追証」に相当苦しんでいるようです。
追証とは、信用取引やFXなどの取引で掛かってくるお金のことで、正式名称は「追加保証金」といいます。もともと信用取引・FXでは、取引開始の前に「委託保証金」という一定のお金を担保にして投資元本を借金するような形で何倍ものレバレッジを利かせて取引を行います。しかし、一時でも株価が暴落した際には、「取引額に対して必要な委託保証金が足りませんよー」という状態となり、数日以内に追加で委託保証金を払わなければいけないという強制ルールがあります。これが追証です。
今回の暴落では、この追証が次々発生し泣きを見た投資家が多かったはずです。将来的に株価がプラスになるとしても追証は発生してしまいますから。これが怖いので、信用取引やFXは最高にリスキーなのですよ~。
しかしですね……。
ここからは借金全般の話をしたいんですが、突き詰めていくと、誰も「ない袖は振れない」んですよね。
例え追証が発生したとしても、投資家がまとめて払えなかった場合、証券会社は分割払いを言い渡すことになり、それが少しでも支払われたら特段大きなペナルティーってないのです。会社のブラックリストには乗るかもしれませんが、悪質性がない限りは取引再開できちゃいます。
闇金にでもお金を借りていない限り命までは取られないし、詐欺でもしない限り逮捕されることもないし、極論ですが自己破産した人にお金の催促ってこれ以上できません。逆に、生活の立て直しのために給付金が配られるくらい日本は手厚いシステムです。
これがまた問題なのですが、このような借金に甘いシステムだからこそ低水準でもなんとか暮らせてしまうし、もっと言うと感覚が麻痺してきて借金に慣れてしまうほうが怖かったりします。
一方で経営者や富裕層は、上述の構図をわかり切っていますし、個人名義・法人名義・他人名義などいろんなところにお金をプール(貯蓄)していないはずがなく、融資についても熟知しているわけですから、「無理して返す必要のない借金」に慌てふためくというのは怪しい兆候です。
水の安全に気をつけて
こちらのほうが心配です。現在、水道水の安全性が問題視されています。
「PFAS(ピーファス)」という有機フッ素化合物の濃度調査が全国で行われており(9月30日まで)、複数の地域で異常値が出ています。特に関東全域・大阪近辺・北九州辺りで高濃度が検出されているようです。
参照:“PFAS汚染”全国マップ(河川・地下水等 令和4年度)|NHK
参照:PFAS特集記事|NHK
ぜひ皆さんには、上2つの記事をお読みいただき、さらに住んでいる自治体の調査報告をご覧になることをおすすめします。
この問題、今後もう少し大きく報じられることになったり、地域によっては深刻な事例になるかもしれません。
参照:千葉 水路上流のPFAS追加調査 最大で国の値420倍の濃度検出|NHK
PFASの調査は、自治体ごとに毎年恒例の水質検査で行っているはずなのですが、先述の通り国は追加調査を指示しており、結局のところ一部ではこれまでの調査が不備であると発覚しています。
皆さん、どうか自分の地域の「追加調査」の結果(毎年恒例の調査報告じゃなくて)をご覧になり、国の暫定目標値を上回る濃度が検出されていれば健康調査を。濃度が下回っている地域の方も、今後1~2年くらいは念のために浄水器を導入するなどしても過剰ではないかもしれません。
せめて早めに周知徹底されることを願うばかりです。大げさに騒ぎたいわけではないのですが、ぜひそれとなく周りの方に教えてあげてください。
では、また次回!