The North Faceダウン「後ろロゴ」に見る販売戦略

The North Face

本日は、「The North Faceのダウンの販売戦略」について学びなおし。

街中でノースフェイスのダウンを見かけるにつれ、「この販売戦略、本当に上手いよなぁ~」と強く感じます。

ファッションに疎い私が言っても漏れがあるかもしれませんが、これまで「肩の後ろ」部分にロゴをあしらったブランドなんて、ほとんどなかったと思うのです。

ノースフェイスの「後ろロゴ」戦略は、日本人の気質と相まって、国内で人気が爆発した大きなポイントとなったのではないでしょうか?

着用者が何よりの広告塔

ノースフェイスのダウンを着ている人は、ひと目でわかります。

特に人混み、エスカレーター、エレベーターなどでは余計に目に付くものです。

なぜなら、着用者の後ろ姿を見ればすぐ、例のロゴが発見できるから。

通常、人様の服のブランドチェックなんてまじまじとできることではありません。

知らない人の胸元を凝視するわけにはいかないし、背中の中央部にロゴがあってもリュックサックで見えなくなることが多いし、首元なら髪の毛で隠れてしまうことがあるからです。

しかし、人間の後ろ肩側って、どんなカバンや髪形でもほとんど隠れることがありません。リュックやショルダーバッグの位置を外してしまえばOKなんです。

私たちは、見ず知らずの人の後ろを歩いているだけで「あ、ノースフェイスだ」とすぐに認識することができます。

さらにはそれを見て、「温かそうでいいな」とか「軽いのかな」とか「カッコイイな」と感想を抱くことになるのです。

特に私はエスカレーターに乗っているさいちゅう、すぐ前がノースフェイスのダウン着用者だったりすると、一定時間にならないと切り替わらない広告を見せられているような気分になります。

さらに、日本人は「みんな持っている」と思うと欲しくなる気質があると言われていますから、その欲求を上手く刺激する販売・広告戦略によって、ここまで日本でノースフェイスのダウンが広まったのだなぁ~と思います。

この「肩の後ろ」ロゴ、他のブランドでも流行るのでしょうか?

今のところノースフェイス以外、やっているところを知らないのですが……。

「すでにやっている」「このブランドも肩の後ろ側にロゴがある」という情報、お待ちしております。

では、また次回!

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