本日は、「年金の財源」について学びなおし。
年金=国民年金保険料
このように思っていませんか?
でも、年金の財源って、それだけじゃないんですよ。
あと2つあるので、名前と特徴をぜひ覚えていってください!
年金の財源3つ
年金の財源は、3つあります。
- 国民年金保険料
- 税金
- 年金積立金(GPIF)
次からは、1つ1つ丁寧に説明していきます。
国民年金保険料
現役世代が払っている保険料が、この国民年金保険料ですよね。
特徴は、こんな感じです。
- 月掛け16,610円(2021年7月時点)
- 前払いすると割引
- 前払いは1年分と2年分から選べる
- 保険料+月400円で、将来の老齢基礎年金が増える
- 口座振替、クレジットカードで納付
- Pay-easy(ペイジー)でも払える
- 払った保険料は、全額「社会保険料控除」になる
- 経済的に厳しい場合は、免除申請できる
少し補足します。
「+月400円」のことを付加保険料といい、「200円×付加保険料納付月数」で計算された額が将来上乗せされます。
また、Pay-easy(ペイジー)とは、ネットバンキングやATMで機械的に支払いができるサービスのことです。
税金
この税金は、具体的に国庫負担と呼ばれています。
年金の財源確保のために国が支出するもので、基礎年金の1/2が税金によるものです。
年金積立金(GPIF)
時々ニュースで話題になる、年金積立金またはGPIF。
GPIFとは、年金積立金管理運用独立行政法人のことで、日本の年金積立金を運用・管理をおこなっています。
日経新聞によると、2020年度の運用実績は過去最高の黒字で37兆7986億円だったそうです。
少子高齢化で保険料が減少する近年では、この年金積立金の運用益が現役世代の頼みの綱。
仮にこのまま右肩上がりに黒字が続けば、「どうせ年金もらえないし……」と嘆く必要はなさそうですね。
ただし、運用をおこなっている以上、リスクは付きもの。
私たちは地道に年金保険料を払いながら、自らもNISAやiDeCoを使って運用して資産をできるだけ増やしていきましょう!
では、また次回!